
近年、国内や世界各地で地球温暖化などの影響により気象の異変が起こり、各所で思いもよらない大災害をもたらす昨今、より利便性を求め人々の生活は快適なものとなりました。
その反面自然破壊などの環境問題を抱えており、人類と自然との共存が今後の環境保全には重要な課題ではないか、そんなことを考えながら無農薬無化学肥料栽培(有機栽培)に取り組み始め約35年、昭和30年代には当園茶畑の近くにある小川にはメダカ、ドンコ、ゴリなど数多くの川魚が生息しておりましたが、昭和60年頃にはほぼ絶滅したかと思ってたところ、10年程前より同じ小川で川魚を見かけるようになり、農薬や化学肥料が少なからず生態系に影響を及ぼしているのではと感じた次第でございます。
この地球が末永く健全でいてもらう為に、環境にやさしい循環型農業を今後とも推進していくことが、その一助になればと考えております。
当地の豊かな自然を保持しながら、消費者の皆様の安全はもとより、自分自身や家族、従業員にも安心、安全な茶創りをという理念の基、日々有機栽培に励んでおります。現在の長寿が子々孫々まで続くことを信じてやみません。


安政5年 | 当家二代目、播磨作左右衛門が江戸時代末期(安政5年、西暦1858年)山林を開墾し茶の栽培を始める。 |
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明治時代 | 四代目、藤太郎が明治時代に茶の小売業を始める。 |
昭和30年 | 五代目、昌平が卸売業を昭和30年より始める。 |
昭和47年 | 六代目、義之(余士行)が昭和47年8月病虫害駆除の為、農薬散布中薬害で倒れ、それ以来一部の茶畑を無農薬無化学肥料農法に転化し、その農法を徐々に増やす。 |
昭和57年 | 昭和57年自園所有茶園全てを無農薬有機栽培とし百貨店、専門店、生協、都内のテレビ・ラジオ等でも販売されている。 |
平成11年 | 5月「しまなみ海道」開通式へ皇太子ご夫婦がご出席される際、ご宿泊先のお料理として弊社の無農薬有機茶葉をお召し上がりになられ、ご好評を得る。 |
平成13年 | 農水省の有機JASの認承を取得。 |
平成15年 | FA(フルオートメーション)製茶工場建設。 |
平成19年 | 米国オーガニックNPO取得(現在は日本の有機制度と米国の有機制度の同等性に基づいた認証) |
平成21年 | 4月EUオーガニックICEA取得(現在は日本の有機制度とEUの有機制度の同等性に基づいた認証) |
平成25年 | 経営革新計画京都府知事認証 |